「PLACEボクシング フィットネスジム」奥野会長インタビュー

こんにちは!ライターの武内みどりです。

さて、今回は私が通っているボクシングジム「PLACEボクシング フィットネスジム」の奥野会長にインタビューをしました。

今回、普段は指導いただいている会長にご経歴やジム開設の背景、これからの展望などについて伺いました。

プロフィール

アマチュアボクサーから指導者へ

ーボクシングとの出会いや選手時代のこと、ジム開設までのお話を教えてください。

出身は豊中市で、中学は卓球部でした。高校で「男らしいスポーツをしたい!」と思ってラグビーかボクシングをしたいと思ったんですが、どちらも学校に部活がなくて、近所のプロボクシングジムに通うことにしました

ーボクシングは卒業してからも続けたんですか?

高校卒業後、アマチュアボクシングのジムに練習生として入会。その後、アマチュアのスパーリング大会などで勝利を収めました。けれども、選手として続けるよりも指導者としてキャリアのほうに縁があったんですよね。恩師の勧めもあり、トレーナースタッフとしてジムに関わるようになりました。
高校卒業後、アマチュアボクシングのジムに練習生として入会。その後、アマチュアのスパーリング大会などで勝利を収めました。けれども、選手として続けるよりも指導者としてキャリアのほうに縁があったんですよね。恩師の勧めもあり、トレーナースタッフとしてジムに関わるようになりました。

ーなるほど!確かに、奥野会長の面倒見のよさは指導者向きのような気がします。

当時トレーナーとして、プロやアマで試合を目指す人から元選手、ダイエット目的の人までいろんな目標を持つ人を指導しました。年齢層も30代から50代まで幅広かったですね。
そうしてキャリアを重ねる中で自分のジムを開くことが視野に入ってきました。

柔道整復師の専門学校に入学、大学ボクシング部の監督も

ージム開設を目指す中で、何か取り組んだことなどありますか?

指導経験を重ねるうちに、スポーツと医学についてもっと専門的に学ぶ必要があると感じましたね。
トレーナーとして勤務しながら柔道整復師の専門学校に入学。3年間、体の仕組みや解剖学について徹底的に学びました。

ーそうだったんですね!普段のトレーニングで、関節を傷めないような動きを丁寧に教えてくれますが、そういう背景があったんですね。

ジム開設の前には、大学の体育会のボクシング部の立ち上げにも関わりました。

監督として日本ボクシング連盟の加入を手がけたり、公式戦に出場したりも。当時の教え子がこのジムに顔を出してくれることもあります!

アマ・プロのボクサー、大学の体育会系ボクシング部メンバー、私のようなダイエット目的と幅広い指導歴が、今のジムへとつながっているんですね!

ジム開設から現在まで

どんな会員さんが多いですか?

ー2021年3月に弁天町で念願のジムをオープン。どんな会員さんが多いですか?

会員さんの年齢層は20代から70代と幅広く、小・中学生向けのキッズコースもあります。

女性の桑原コーチがいるためか、女性会員さんが多いこともジムの特徴だと思います。

元選手からスポーツ経験のない方、ダイエット目的、試合を目指す方までさまざまです。

指導で気をつけていることは?

ー指導で気をつけていることを教えてください!

生徒さんとの距離感ですね。
アドバイスも、「ここでこれを言う」という言葉のチョイス、言うタイミングにはこだわっています。その時々で合った言葉でないと伝わらないものなので。それは大人・子どもに関係なく大事にしているポイントです。

ーなるほど!そんな言葉がけをしてもらえるのも、一人ひとりをよく見てくれているからというのが伝わります。ほかにはありますか?

もちろん、ケガをしないように気をつけることは大前提です。
体力や、体の好不調も人それぞれ。お体の不調の箇所やその日の体調なども、不愉快にならないよう聞いて、指導の時には留意をしています。

ー私は股関節を傷めやすいのですが、いつも配慮してくれているので助かってます!

ジムの雰囲気や会員さんの声について

ー私はよそのボクシングジムを知らないですが、よそとの違いってありますか?

これまでいろんなジムと関わってきましたが、うちのジムは明るく和気あいあいとした雰囲気が特徴だと思います。
けれどもラウンドが始まったら集中して取り組んでいて、適度な緊張感があります。温厚で優しい会員さんが多く、場を作ってくれていると感じています。

ー確かに!男性も女性も柔らかい雰囲気の方が多いです!会員さんに言われてうれしかった言葉とかありますか?

男性会員さんから「ここじゃなかったらボクシングを続けてなかったな」という言葉が印象的でした。ここはボクシングの基礎を大事にしながら自分のペースで取り組むジム。初心者も経験者も関係なく、自分らしくボクシングに向き合うことを大事にしています。

ーなるほど!ほかにはありますか?

女性会員さんから「怖そうな人がいない」とか、男女関係なく「やせた」「体が引き締まった」という声もいただいています!

キッズコースについて

ーキッズコースもありますが、特にキッズコースで大事にしていることなどありますか?

子どもたちには基礎練習の重要性のほか、礼儀には特に注意をしています。目を見てあいさつをすることや、更衣室に入る前はノックをすることなど、マナーの基本は徹底しています。ボクシングといえば柄が悪いスポーツというイメージも払拭したいですね。

今後のビジョンについて

ージムの今後のビジョンについてお聞かせください!

日本ボクシング連盟に登録して、公式戦に出場できる選手の育成を目指しています。大人のほか、アンダージュニアの選手の育成にも力を入れたいですね。

スポーツは身分・立場関係なく、みんな平等な立場で楽しめるもの。野球やサッカーなどの競技に比べると、ボクシングはまだそこまで身近な競技ではないですが、ジムを通してボクシングの魅力をもっと広げていけたらと思います!

奥野会長(右)と桑原コーチ

インタビューを終えて

今回、自分の通うジムについて改めてよく知りたいと思いインタビューをしたのですが、改めて印象的だったのは会長の誰に対してもフラットに接する姿勢と、ボクシングという競技に対する深い思い。

「言うべきことは言いながらも相手を尊重する」というところは、知らず知らずのうちに会員さんたちにも伝わり、ジム全体の雰囲気につながってるんだろうなと改めて感じました。

また、ジムにはキッズコースもありますが、自分が間違ったと思ったらすぐ謝ることを大事にしているとのこと。私は運動部と無縁の10代を過ごしたのですが、「学生時代の運動部の顧問がこんな先生だったら入部してただろうな」って思いましたよ!

こぶし一つで戦うボクシングは、対戦相手を通して自分と戦うスポーツ。私はまだ魅力を知るとば口に入ったばかりですが、これからもゆるーいペースで魅力を知っていけたらなと思ってます!

みどり
みどり

いつかキッズコースから世界チャンピオン選手も…!?その時はまたインタビューさせてください!

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